DESIGN-R(褥瘡評価スケール)

臨床をしていてよく見かける褥瘡について
DESIGN-Rという評価スケールがよく使われています。

暗記する必要はないですが、褥瘡をフォローする時に、
とても役立つので、知っていて損はないです。

【DESIGNーR(褥瘡評価スケール)】

DESIGN-Rは、褥瘡の治癒過程を評価するためのツールであり、
蓐瘡の簡便な評価(重症度分類)と、治癒過程を知ることが出来る。

創の深さは重症度に関係せず(D:depthの得点は合計には加えない)
0点~66点までの総点がその重症度を表す。

①D: Depth(深さ)

 創内の一番深いところで判定し、DUを加えた7段階で評価する。

0:皮膚損傷・発赤無し

1:持続する発赤

2:真皮までの損傷

3:皮下組織までの損傷

4:皮下組織を超える損傷

5:関節腔、体腔に至る損傷

U:深さ判定が不能の場合

②E:Exudate(浸出液)

0:なし

1:少量:毎日ドレッシング交換を必要としない。

3:中等量:1日1回のドレッシング交換を必要とする。

6:多量:1日2回以上のドレッシング交換を必要とする。

③S:Size (大きさ)

→皮膚損傷範囲を測定(長径cm×長径と直交する最大径cm)

 0:皮膚損傷なし

3:4未満

6:4以上16未満

8:16以上36未満

9:36以上64未満

12:64以上100未満

15:100以上

④ I:Inflammation/Infarction(炎症/感染)

0:局所の炎症徴候なし

1:局所の炎症徴候あり(創周囲の発赤、腫脹、熱感、疼痛)

3:局所の明らかな感染徴候あり(炎症徴候、膿、悪臭など)

9:全身的影響あり(発熱など)

⑤G:Granulation(肉芽組織)

0:治癒あるいは創が浅いため肉芽形成の評価ができない

1:良性肉芽が創面の90%以上を占める

3:良性肉芽が創面の50%以上90%未満を占める

4:良性肉芽が、創面の10%以上50%未満を占める

5:良性肉芽が、創面の10%未満を占める

6:良性肉芽が全く形成されていない

⑥N:Necrotic tissue(壊死組織)

※混在している場合は全体的に多い病態をもって評価する。

0:壊死組織なし

3:柔らかい壊死組織あり

6:硬く厚い密着した壊死組織あり

⑦P:Pocket

 毎回同じ体位で、ポケット全周(潰瘍面も含め)長径cm×短径cmから潰瘍の大きさを差し引いたもの

※短径は、長径と直交する最大径のこと。

0:ポケットなし

6:4未満

9:4以上16未満

12:16以上36未満

24:36以上

【DESIGN-R使用注意点】

・受傷から悪化する急性期には使用しないこと。


【参考サイト】

日本褥瘡学会 「DESIGN」重症度分類と経過評価のツール(DESIGN-R含む)

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