消化器科では、様々な指標・分類が使われます。
その中でも、肝障害度を評価するスコア、
Child-Pugh分類(チャイルドビュー分類)があります。
臨床的には肝硬変の程度を表し、肝癌治療などの目安にもなります。
【Child-Pugh分類 評価項目】
①脳症
1点:脳症なし
2点:軽度脳症あり
3点:時々昏睡
②腹水
1点:腹水なし
2点:少量の腹水あり
3点:中等寮
③Bil(mg/dl):ビリルビン
1点:<2
2点:2~3
3点:3<
④Alb(g/dl):アルブミン
1点:3.5<
2点:2.8~3.5
3点:<2.8
⑤PT(秒)(%)
1点:1~4秒 80%<
2点:4~6秒 50%~80%
3点:6秒< <50%
GradeA(5~6点)
GradeB(7~9点)
GradeC(10~15点)
の3段階で評価されます。
スコアが8~9点の場合には1年以内に死亡する例が多く、
10点以上になるとその予後は約6ヶ月となります。