創傷処置

研修医が出来なければいけない創傷処置の一つに、縫合があります。

特に、真皮縫合、皮下縫合、単一結節縫合、水平マットレス縫合、垂直マットレス縫合は研修医中にマスターしておきたい手技です。

また、医療用ホッチキスであるSkin Staplerも使えるようになっていると便利です。

【創傷処置の流れ】

(1) 受傷機転既往歴などを確認し、創の形、深さ、辺縁の状態、汚染の有無を確認する。

(2) 異物がないことを確認しながら、十分な生理食塩水で洗浄する。
この時、痛みが強い場合は、キシロカインによる局所麻酔を行う。
創部の汚染があれば、局所麻酔を行い、痛みを軽減した後に
生理食塩水を流しながら滅菌された綿球でゴシゴシとこすり創部をきれいに洗浄する。
創にもよるが、3cmほどの切創であれば、最低500mL以上の生理食塩水を使用する。

(3)  (2)で十分な麻酔を行っていなければ、局所麻酔を行う。

 創縁を外側に向かって十分な範囲をポピンヨードで消毒する。

※このとき、創部にはポピンヨードをつけない。
 →消毒により、細胞が挫滅してしまい、創傷治癒が遅れてしまうので!!

(縫合時の針を通す部分を消毒するイメージで行う。)

(4) ポピンヨードが乾く間に縫合準備をする。

     縫合に必要な器具などは看護師さんにあらかじめ出してもらっておくこと!

     ポピンヨードは乾かないと殺菌効果が出ないので、しっかり乾かすこと!

(5) 清潔野を確保するために、滅菌ドレープをかける。

(6) ゾンデで創の深さや異物などがないか確認する。

→異物が見つかったら再度洗浄を行う。

(7) 皮下にポケットを形成していないか確認し、ドレーンが必要であるかどうかも確かめる。
(今回はドレーンが不要である症例として説明します。)

(8) 創縁の形状が不整であれば、デブリドマンを行い、創縁を整える。
ただし、顔面の組織はできるだけ温存するようにする。

(9) 縫合を行う。

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