分離麻酔と分節麻酔

硬膜外麻酔において、

①分離麻酔
→局所麻酔薬の濃度を調節することで、遮断する神経を調節すること

 局所麻酔薬の濃度が高いほど、太い神経が遮断されて、濃度が低ければ細い神経が遮断される。

 神経の太さについて、太い順に運動神経>知覚神経>交感神経となる。
 
 運動神:運動を司る。
 知覚神経:手術やケガなどによる直接外傷の痛み(鋭い痛み)を司る
 交感神経:鈍痛などを感じる。(術後の外傷性腹膜炎など)

運動神経:2%キシロカインでブロックできる。

知覚神経:1%キシロカインでブロックできる。

交感神経(無髄知覚神経):0.5%キシロカインでブロックできる。

※縫合などで使う1%キシロカインは鋭い痛みの原因である知覚神経をブロックしていると考える。
手術などで患者さんの体動を抑えるには、2%キシロカインで運動神経をブロックするということ。

②分節麻酔
→容量を調節することでで遮断する神経の範囲(分節)を変えること

 基本的に、広い範囲の脊椎分節に麻酔をかけようと思ったら容量を大きくすれば良い。
 局所麻酔薬には、低比重と高比重のものがあり、体位などにより使い分けをする。

【参考文献】麻酔科を研修する上で、この本は必ず必要です。

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